「安否確認ナビ」は危機管理に関する様々な情報をお届けします。

byinfocom

BCP(事業継続計画)研修とは?目的や役割・受講するメリットを解説

記事イメージ画像:BCP(事業継続計画)研修とは?目的や役割・受講するメリットを解説

BCP研修には、BCPの策定方法を学ぶ研修や、策定後のBCPを社内に浸透させるための研修など、さまざまあります。いずれも自社のBCPの質や事業継続力を高めるためには必要なものです。

ここではBCP研修の目的や役割、目的別の研修内容などの基本情報を詳しく解説します。受講するメリットにも触れているので、BCP研修の受講を検討している方は参考にしてください。

BCP研修とは?目的や役割

BCP研修とは、BCP(事業継続計画)の策定から周知までのプロセスにまつわる研修のことです。BCP研修にはさまざまな種類があり、目的によって学べることや対象者などが変わります。たとえば、これからBCPを策定する方や、新しくBCPのプロジェクトチームの担当になった方などは、BCPの考え方や策定方法を根本から理解するための研修を受講します。一般社員であれば、策定したBCPを社内に浸透させるために行う研修を受講する必要があるでしょう。

いずれにおいても、BCP研修を受けることでBCPへの理解を深め、自社の事業継続力を高めたり、BCPの文化を社内に醸成したりなどの役割があります。

BCP訓練との違い

研修はBCPへの理解を深めるために実施する一方、訓練はBCPの実効性を確かめるためなどに行うもので、それぞれ目的や内容、実施形式などに違いがあります。

項目 BCP研修 BCP訓練
目的 BCPへの理解を深めるための教育 BCPの実効性を確認、または高めるための実践
主な内容
  • BCPの基礎知識の習得
  • BCPの策定方法や訓練企画の立て方の習得
  • 初動対応や安否確認方法、役割分担などの理解
  • 最新のインシデント事例の把握
など
  • 机上訓練(BCPや各マニュアルの読み合わせなど)
  • 安否確認訓練
  • 対策本部設置訓練
  • 情報共有訓練
  • 意思決定訓練
  • 避難訓練
など
実施形式 講義、動画視聴、eラーニング、ワークショップ形式など 実地訓練、シミュレーション、ロールプレイ、机上演習など
対象者 全従業員、管理職、BCP担当者など BCP担当者、対策本部メンバー、各部門の責任者、必要に応じて全従業員
成果 BCPそのものや運用方法に対しての理解度向上、従業員の意識づけ 課題の洗い出し、マニュアルや体制の改善
実施タイミング BCP策定準備段階、BCP策定後や入社時、定期的な教育の一環として実施 BCP策定後、研修後、定期的な見直し時に実施

目的別のBCP研修の内容・学べること

BCP研修には目的に応じてさまざまな種類があります。ここでは代表的なBCP研修について内容や学べることをご紹介します。

BCPを策定する人材を育てるための研修

BCP策定前や、新任のBCP担当者が受ける主な研修に、BCP策定研修があります。この研修ではBCPの構造や基本的な考え方、策定方法などを学ぶことができます。

【BCP策定研修で学べること】

  • BCPの構造や考え方などの基本情報
  • BCPの策定方法や手順
  • BCP策定後の運用方法

BCPを策定する際は、リスクや自社への影響度の分析、中核事業の特定など、あらゆるステップを踏みます。これらを効率よく、かつ効果的に推進していくためには、BCPの構造や策定方法をあらかじめ十分に理解しておくことが必要です。

この研修を受けることで、自社に適した計画を策定できたり、策定後の計画内容の検証方法を習得できたりなど、さまざまなメリットがあります。BCP策定までのフェーズだけでなく、策定後の効率的な運用にも役立つ研修です。

BCP策定後に定着を促すための研修

自社の事業継続力を育むには、企業や組織の能力強化が必要不可欠です。そのため、BCP策定後は、計画の内容を従業員に周知させたり、BCPの文化を社内に根付かせたりするための研修が重要となります。

【BCP策定後の研修で学べること】

  • BCPの基礎知識や目的
  • 自社の事業計画やマニュアルの内容
  • 緊急時の個々の役割
  • 近年のインシデントの動向や事例など

これらの研修は、継続的に受講することで効果が得られます。定期的に研修を受けることで、事業継続への意識を高めることができるうえ、個々の役割の理解にもつながります。これにより、インシデント発生時にも混乱せず、自社の事業継続のために行動できるようになるでしょう。

BCPの訓練を企画する人材を育てるための研修

BCPを社内に根付かせるには、研修だけでなく、その後の訓練も重要です。BCPの訓練を形骸化させないためには、訓練の企画が重要であり、そのノウハウを学べる研修を受けることで、自社の事業継続力の強化につながります。

【BCPの訓練手法に関する研修で学べること】

  • BCP訓練の必要性やその効果
  • BCP訓練の企画の立て方
  • 他社のBCP訓練の事例
  • BCP訓練後の評価方法や見直し・改善方法

BCPの訓練手法を学ぶことで、自社のBCP改善に貢献できるようになります。また、訓練後は見直し・改善のフェーズが必要不可欠です。これらのステップを経て、PDCAサイクルを回すことにより、BCPの維持や更新にもつながります。

イベント・セミナー|安否確認・事業継続・危機管理ソリューション|インフォコム

BCP研修・セミナーを受講するメリット

BCPの研修やセミナーを受講することは、緊急時の備えとして重要です。BCPの重要性や、自社のBCPの内容を事前に理解しておくことで、インシデント発生時の行動基準が明確になり、迅速な行動へと移すことができます。

また、これらの研修は自社のBCPのアップデートにも重要です。BCP策定後の運用方法について学ぶことで、効率的にPDCAサイクルを回しながら、自社の現状に即したBCPへと育てることができます。

BCP研修やセミナーは社内だけでなく、無料で提供されている社外セミナーも多くあります。オンラインセミナーやe-ラーニング、セミナーの見逃し配信など、受けやすい研修やセミナーも豊富にあるので、自身のスキルアップや知識習得のために、ぜひ受講を検討してみると良いでしょう。

BCP研修を受講した後に実践・継続していくこと

BCP研修は受講して完了ではなく、その後の意識や行動の変化が重要です。BCP研修受講後に実践・継続するべきことを紹介します。

実際の業務に取り入れてみる

BCP研修を受講したあとは、その内容を忘れないうちに、業務へ取り入れてみるのがおすすめです。BCPの運用方法を学んだあとはさっそく現状のBCPの見直し・改善に取り組んでみる、組織でBCPについて話し合うきっかけにするなど、あらゆる方法で業務に取り入れることができます。

現場へ活用・実践していくことで、学んだ知識を無駄にせず、事業継続の意識向上へとつなげられます。このように受講後も継続的にBCPに関わり続けることが重要です。

定期的に学び続ける意識を

企業を取り巻くリスクは年々変化します。そのためBCP研修は一度受講して終わりではなく、継続的に学び続けることが重要です。

特に、組織体制や取引先に変更があった際、新しいシステムを導入した際など、自社に何らかの変化が起きた場合、リスクや中核事業の見直しや従業員への周知が必要といえます。こうした変化のタイミングで、BCP研修を継続的に受講することで、対応力の強化につながります。

BCPへの理解が深められるインフォコムのイベント・セミナー

インフォコムでは、BCPに関するイベント・セミナーを定期的に開催しています。たとえばBCP策定と策定後の見直し・改善活動に関するセミナーや、災害発生時の初動対応のポイント、BCPの訓練企画の立て方など、フェーズごとのお悩みに応える情報を発信しています。各社の取り組みを紹介するセミナーも行っていますので、BCPの策定や運用にお役立てください。

これらはオンラインまたは実地での開催、ハイブリッド開催など、セミナーやイベントによってさまざまな方法で実施しています。参加費は無料のものがほとんどです。過去のセミナー動画のアーカイブ配信も豊富にご用意しているので、ご興味のある方はホームページよりお申し込みください。

BCP研修は継続的な受講を

BCP研修には、BCPの策定方法や訓練企画の立て方を学ぶ研修、策定したBCPの周知を目的とした研修など、さまざまな種類があります。いずれも自社の事業継続を高めるために重要な役割を担っています。

事業継続への意識を高め、対応力を強化するには、BCP研修の継続的な受講が重要です。インフォコムでは無料で受講できるセミナーやイベントを多数開催していますので、ご興味のある方は以下よりお問い合わせください。

イベント・セミナー|安否確認・事業継続・危機管理ソリューション|インフォコム

著者イメージ
この記事を書いた人
「安否確認Navi」編集部
阪神淡路大震災をきっかけに開発した緊急連絡/安否確認システム「エマージェンシーコール」の販売を通じ、お客様の危機管理に関する様々な課題をヒアリング。その豊富な知識とノウハウをコンサルティングやコラムに展開。
この記事の監修者
徳山 英治Tokuyama Eiji
危機管理コンサルタント
BCAO認定 事業継続主任管理士/防災士/企業危機管理士/個人情報保護士
大手医薬品卸売企業向けシステムをはじめ、約20年にわたりITプロジェクトのマネジメントを経験。東日本大震災を契機に「ICTを活用した新しい危機管理」の必要性を感じ、危機管理コンサルタントへ転身。企業のBCP策定から訓練の実施・社内研修・講演まで幅広く支援しており、これまで数百社の危機管理体制の構築に携わる。共著に『はじめての企業防災BCP入門』。

関連記事

ページトップへ