高橋家のカンパン 災害対策コミュニティ

高橋家のカンパン 災害対策コミュニティ危機管理サービスTOP

2014
03/19

防災カードを作ろう!その6

その他

6.安否確認をする
一言で安否確認と言っても、ご自分の家族の安否や会社であれば、社員の安否などいろいろな安否の確認が必要です。19年前(1995年)の阪神大震災の時は、まだ、安否確認システムと言うものはありませんでした。当時は避難場所に貼紙を出したり、倒壊した自宅に避難先を貼り出したりと、ほぼ、人海戦術での対応でした。当時はメールも普及してなく、携帯電話の普及率も低かったので、最初に作った安否確認システムは音声での電話録音でした。さらに、電話のプッシュトーンが使える電話も少なかったので、DP/PB変換装置というアナログからデジタルに変換する装置が必須でした。それから進化を続け、メール対応、Web対応となってきて、現在ではWiFiを使ったネット対応まで出来るようになってきました。システムとしては、さまざまな手段が使えるマルチメディアが必要で、電話、メール、Web、ネットアプリと方式の違うものが利用できるものがあります。 

QuickCommander.jpg

写真はワンタッチで通報が出せる「クイックコマンダー」の設置例

 

個人の場合はご家族や知り合いの安否確認が必要です。災害用伝言ダイヤル(171)は、19年前に作った伝言システムを参考に作られました。今では、Web伝言板も(Web171)できており、かなり便利に使用する事が出来るようになりました。また、SNSを利用した、FacebookやLine、SKYPE、E-mail、SMS(ショートメール)など家族同士でやり取りできるツールがあります。これらは普段から利用しておき、急ぎの時にも簡単に使えるようにしておく必要があります。
ただし、これらのシステムはあくまで個人利用で家族の安否を確認するのに使われる仕組みです。会社でまとまって利用したり、BCPの発動や対策本部を作る時には利用する事は出来ません。会社で使う場合は、それぞれの会社で独自に連絡網を設けたり、安否確認システムを契約して使う必要があります。

いろんなサービスがありますが、選択する場合のポイント
1.さまざまなメディアが利用できる。(電話、メール、Web、アプリ)
2.たくさんの連絡先を登録できる。(7から10くらいは必要)
3.24時間、365日いつでも利用できる。
4.サーバは2拠点同時稼働
5.過去の稼働実績
などを参考にすると良いでしょう。
これらも、平常時に訓練をして、きっちり使えるようにしておく必要があります。
訓練を重ねる事で、スムーズに使えるようになります。さらに平常時から連絡事項などにも使えばより良いでしょう。

 

次回は、7.救援・救護について を考えましょう。

メールマガジン登録はこちら
メールマガジン登録はこちら

更新情報の確認にはFacebookページが便利です

ページTOPへ



Copyright © INFOCOM CORPORATION All rights reserved.