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身近でできる水害対策12項目(その2)
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5.家財道具を守る
AV機器などの精密電気機器や、貴重品類などの水に濡れたら困るものは日頃から高いところに置いておくことで、水害への備えをしておきましょう。
6.家族会議を行う
あらかじめ自分たちが住むエリアの浸水予想区域をチェックし、避難場所を下見しておくことができます。他に避難するときのルートや離ればなれになったときの連絡方法や集合場所についても事前に家族で話をしておきましょう。側溝のふたが外れていたりして、溝に落ちると命に関わります。平常時から地形を調べておき、どこに溝があるかなどもチェックしましょう。
7.雨水排水溝の手入れを行う
玄関前やベランダにある雨水排水溝は落ち葉やゴミなどで詰まっていると、水が排水されずどんどん溜まっていってしまいます。雨水排水溝は常に手入れをしておくようにしましょう。
8.非常用の防災備品を用意する
預貯金通帳や印鑑などの貴重品、缶詰水などの非常食、包帯や消毒薬などの医薬品、衣類やタオル、ティッシュペーパーなどの生活用品、その他思い出の品など必要なものをまとめていつでも持ち出せるようにしておきましょう。ただ、重要なもの全部を一か所に集めると防犯上の問題が出てきますので、セキュリティーも考慮して別々にまとめましょう。
9.地域の水害体験を知る
地元の図書館や地域に住むお年寄りから浸水の体験談を聞いておくと対策を立てる上で大変参考になります。各地域には公文書館があります。ここには、古文書や古地図などがあり専門的に調べる事が出来ます。最近ではインターネットで自宅からでも閲覧できるようになっている場合もありますので、検索して見て下さい。
10.高齢者のサポートを考える
自分の家族だけではなく、地域に住む高齢者、特に一人暮らしの高齢者にはサポートができるように避難方法など地域で話し合っておく必要があります。
11.気象情報に注意する
台風や大雨の情報は事前に予測可能な情報です。事前に情報を収集しておくことは重要です。また、こまめに新たな情報チェックを行い、状況に応じて避難の必要がある場合を判断し、速やかに行動するようにしましょう。自分の住んでいる地域に雨が降ってなくても、山の方で降った水で、川が氾濫する場合もあります。絶対に、「川の様子を見に行く」なんて事はしないで下さい。
12.インターネットを活用して情報を収集する
気象庁を始め、多くの気象情報サービスのホームページでは天気予報、雨量や注意報や警報がいつでも確認できます。警報注意報発令をメールでお知らせしてくれるサービスもあります。また、地域によっては河川の水量や雨量をリアルタイムに知ることができるホームページもあります。
まとめ
日本は国土の10%が洪水氾濫区域になっており、総人口のやく50%の人々がそのエリアに居住しています。また、全資産の75%が集中しています。そのような被害を受けやすいエリアに私たちは住んでいるのです。そのような状況下であることを認識し、知れば知るほど、防災の必要性を感じるはずです。まずはできるところから災害への備えを行って参りましょう。
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