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2014
05/30

MEGA地震予測について(その2)

しんいち君(長男)の記事

先日、村井先生のセミナー報告を書きましたが、村井先生の予測についてはかなりの確率で予測が出来るそうです。こちらに関する内容につきましては地震科学探査機構(JESEA)から週刊MEGA地震予測というメール配信サービスがあり、有料で毎週配信をしているので、そちらを見て頂きたいと思います。
http://www.jesea.co.jp/

気象庁が公式に発表している「地震の予知はできますか?」という質問に対する回答としましては以下の通りです。

「地震を予知するということは、地震の起こる時、場所、大きさの三つの要素を精度よく限定して予測することです。例えば「(時)一年以内に、(場所)日本の内陸部で、(大きさ)マグニチュード5の地震が起こる」というようなあいまいな予測や、毎日起きているマグニチュード4程度以下の小さな地震を予測するような場合はたいてい当たりますが、それは情報としての価値はあまりないと考えます。少なくとも「(時)一週間以内に、(場所)東京直下で、(大きさ)マグニチュード6~7の地震が発生する」というように限定されている必要があります。時を限定するためには、地震の予測される地域で科学的な観測が十分に行われ、常時監視体制が整っていることが欠かせません。そのような体制が整っていて予知のできる可能性があるのは、現在のところ(場所)駿河湾付近からその沖合いを震源とする、(大きさ)マグニチュード8クラスのいわゆる「東海地震」だけです。それ以外の地震については直前に予知できるほど現在の科学技術が進んでいません。」となっています。村井先生のMEGA地震予測につきましても、時期が明確になっている訳ではないので、あくまで注意をする為の指針として考えて頂ければ良いのではないかと思います。

村井先生が用いられている方法は衛星測位法を使った、電子基準点の隆起や沈降の高さを計測してそのデータと過去に起こった地震との因果関係を明確化して、こういった変化があると、おおよそ3か月以内とか半年以内に大きな地震が来る確率が高いという方法です。
このあたりの方法について、説明したいと思います。

 

電子基準点2.jpg電子基準点.jpg

この写真にあるのが、全国に1270か所ある「電子基準点」というものです。衛星測位法 GNSS(Global Navigation Satellite System)から、この「電子基準点」の位置を国土地理院が計測しています。みなさんは「GPS」と言う言葉の方が良くご存知かもしれません。「GPS」とは、(Global Positioning System)全地球測位網)で、米国によって運用されているものです。GNSSは欧州進めているGALILEO、ロシアのLONASS、日本が打ち上げようとしている準天頂衛星等測位衛星の総称です。この電子基準点を毎日計測していると、隆起や沈降の高さなどに変化が見れます。その変化と過去の地震との相関関係をデータ化して、予測をして行く方法が村井先生のやり方です。
1995年の阪神大震災の後に、電子基準点が出来たので、まだ19年のデータしかありませんが、今後、データが集まるほど精度が上がっていく方向に向かうと思いますので、今後に期待したいですね。

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